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高性能住宅に湿度対策は必要?すぐにできる対策も合わせて解説!

温湿度計

 

高性能住宅は気密性や断熱性に優れているため、外気の影響を受けづらいです。「冬暖かく、夏涼しい」と表現されるのを聞いたことがある方もいるでしょう。この記事では、高性能住宅における湿度対策の重要性とすぐにできる対策について解説します。高性能住宅で湿度対策を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

高性能住宅における湿度対策の必要性

高性能住宅は、気密性と断熱性が高いため、温度と湿度が上昇しやすい環境にあります。冬は乾燥しやすい気候であるため、湿度が上昇することはメリットになるでしょう。しかし、夏に湿度が上昇すると、ジメジメとした蒸し暑さを感じるようになります。夏に快適とされる温度は24~27度ですが、湿度が高い環境の場合は適温でも、不快に感じる可能性があるでしょう。

高性能住宅の湿度対策

高性能住宅でできる湿度対策は、以下の6つです。

 

  • 除湿器を使用する
  • エアコンを使用する
  • 熱交換型換気扇を使用する
  • ダクト式換気システム
  • 外壁や窓の断熱性を高める
  • 部屋干しは早く乾かす工夫をする

除湿器を使用する

除湿器は、部屋の湿度をコントロールする手段としてよく使われる方法です。室内の湿った空気を吸い込み、乾燥させることで部屋の湿度を下げられます。あまり音が鳴らず静かに稼働するタイプのものや、電気代があまりかからない省エネタイプのものなど、種類も様々です。家庭にあった製品を選び、上手に利用していきましょう。

エアコンを使用する

暑い夏にエアコンは欠かせない存在です。しかし、ある程度部屋が冷えたら、エアコンを消してしまうこともあるでしょう。特に高性能住宅は断熱性に優れているため、エアコンの効きが早く、すぐに涼しくなります。エアコンは、部屋を冷やす以外にも除湿をする役目を担っています。エアコンが部屋に送り込む冷気は、外の暖かい空気を冷やして作られていますが、その冷やす段階で水滴が発生するのです。

 

部屋が涼しくなったからとすぐにエアコンを消してしまうと、除湿の機能も止まってしまうため、蒸し暑さを感じるようになります。エアコンには除湿モードも備えられているため、機能を上手に使って部屋の湿度をコントロールしましょう。弱風に設定していると、さらに効率よく除湿可能です。

ダクト式換気システム

ダクト式換気システムは、室内の空気を換気するシステムのことです。空気の入れ替えにより、室内に溜まっている湿度の高い空気を外に出し、外気を室内へ取り込むことが可能です。また、室内に溜まっている汚染物質を外に出すことで、清潔な空気の維持にもつながります。

 

現在の建築基準法では、2003年7月以降に着工した建物全てに「24時間換気システム」の設置が義務付けられています。種類もさまざまなものがあるため、コストや効果を比較して、自宅に適したものを選びましょう。

熱交換型換気扇を使用する

24時間換気システムの中には「熱交換型換気扇」という種類があります。24時間換気システムは、室内の空気を入れ替えるシステムです。しかし、熱交換型換気扇は空気を入れ替えるとともに、外気の熱を冷やす機能もついています。そのため、室内の温度を快適な状態で保つことが可能です。

外壁や窓の断熱性を高める

室内と室外の温度差が大きい場合、結露が発生しやすくなります。結露が発生することで、カビやダニを発生させる原因にもなるでしょう。そのため、外壁や窓の断熱性を高め、結露が発生しない環境を作ることが大切です。

部屋干しは早く乾かす工夫をする

天気が悪い時や、外に洗濯物を干したくない時などに、部屋干しをする方もいるでしょう。部屋干しは洗濯物の水分が室内に広がるため、湿度を上げる原因になります。部屋干しをする場合は、除湿器やサーキュレーターなどを使用し、短時間で洗濯物を乾かせるようにしましょう。

湿度対策を行い夏を快適に過ごそう!

高性能住宅で湿度対策を行う重要性と、すぐにできる対策について解説しました。部屋の湿度が高すぎると、蒸し暑くて不快に感じるでしょう。他にも、結露やカビの原因にもなります。高性能住宅は暖かくて快適に過ごせる反面、湿度が高くなりやすいため、きちんと対策をすることが大切です。今回の記事で紹介した対策で湿度をしっかりとコントロールし、暑い夏を快適に過ごしましょう。

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