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リフォームで高性能住宅にできる?費用を施工部位別に合わせて解説

リフォームする男性

 

高性能住宅とは、気密性や断熱性に優れた住宅です。高い気密性と断熱性によって、夏は涼しく、冬は暖かい暮らしを送れます。また、購入した際に高性能住宅ではなくても、リフォームによって実現可能です。この記事では、高性能住宅にリフォームするための費用を解説します。リフォームできない場合の理由も合わせて解説しているため、リフォームを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

リフォームで高性能住宅にするためにかかる費用

高性能住宅にするためのリフォームは、以下の2種類があります。

 

  • 高断熱リフォーム
  • 高気密リフォーム

高断熱リフォーム

高断熱リフォームは、外気から住宅内に受ける影響をできるだけ小さくするためのリフォームです。施工する部位や家の構造によって、必要な費用は変わります。一戸建て住宅の壁をすべて断熱化しようとすると、300~500万円かかる場合もあるでしょう。費用に大きく差が出るため、専門業者に見積もりを依頼するのが一番確実です。以下の部位について、それぞれ目安となる費用を解説していきます。

 

  • 床下
  • 天井
  • 外壁・屋根

壁に断熱材を施工する場合、1㎡あたり約4千~3万円の費用がかかります。施工期間は2週間~1ヶ月です。施工を外側からするか内側からするか、施工方法によっても費用は大きく変動します。大体の目安として、一戸建ての壁前面を高断熱にリフォームした場合、総額80~350万円かかるでしょう。また、外側から施工する場合、天候の影響を大きく受けるため、施工期間がさらに伸びる可能性もあります。

床下

床下に断熱材を施工する場合、1㎡あたり約4~8千円の費用がかかります。床下から断熱材を追加する場合、施工は2日程度で完了します。床材の張り替えも一緒に行う場合は、3~6日かかるでしょう。畳やフローリングからの冷えが気になる方に、ぜひおすすめしたいリフォームです。

天井

天井に断熱材を施工する場合、1㎡あたり4~8千円の費用がかかります。施工期間は2~4日です。施工方法は「敷き込み工法」と「吹き込み工法」が一般的です。敷き込み工法は天井の骨組みの間に断熱材を敷き、吹き込み工法は線状の断熱材を吹き込みます。

 

もし天井裏に人が入るスペースや、強度がない場合は注意が必要です。天井裏からの施工ができないため、天井材を外して施工する必要があります。その場合、費用が追加で20万以上かかることもあるため、専門業者によく確認しましょう。

外壁・屋根

外壁や屋根に断熱リフォームをする場合、断熱塗料を用いて施工します。外壁に施工する場合、1㎡あたり2.3~4.5千円、屋根に施工する場合、1㎡あたり3~6千円の費用がかかるでしょう。施工期間は1~4週間です。

高気密リフォーム

気密性能をリフォームで上げることは非常に困難です。そのため、断熱リフォームと比べると、費用がかなり高く、施工期間も長くかかります。施工方法は、壁や断熱材をすべて剥がして気密施工をする「スケルトンリフォーム」を利用することが多いです。費用と施工期間は住宅や土地の条件によって大きく異なりますが、最低でも500万円の費用と2ヵ月の施工期間は見積もっておきましょう。

リフォームで高性能住宅にできない理由

床下に人が入る高さがない構造や、基礎で囲われていて床下や天井に入ることができない場合、断熱リフォームを行うことが難しいです。また、住宅が築30年以上経過している場合、建て替えた方が費用を抑えられる場合もあるでしょう。

リフォームで高性能住宅にして冬も暖かい部屋で過ごそう!

現在高性能住宅ではなくても、リフォームによって各性能の向上は可能です。今の住宅を建て替えたくない場合、高断熱リフォームや高気密リフォームを施すことで、快適な暮らしを手に入れましょう。

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