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高性能住宅のデメリットは?建築時に注意するポイントも合わせて解説

白で統一されたリビング

 

高性能住宅は「断熱性」や「気密性」に優れているため、室内の気温を保ちやすく快適に暮らしやすい環境にあります。しかし、それらのメリットがある反面、デメリットもあるため注意が必要です。この記事では、高性能住宅のデメリットについて解説します。建築時に注意するポイントも合わせて解説するため、住宅の建築を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

高性能住宅とは

高性能住宅とは「断熱性」「気密性」「耐震性」「耐久性」など、快適な生活を送るために必要な機能を兼ね備えた住宅のことです。できるだけ住宅の隙間を減らし、断熱材を埋め込んでいるため、室内の温度が変化しづらく、一定の温度を保ちやすい特徴があります。

高性能住宅のデメリット

快適に暮らせる高性能住宅ですが、以下3点のデメリットもあります。

 

  • ハウスダストの対策が必要である
  • 内部結露が発生するリスクがある
  • 一般的な住宅よりも建築費用がかかる

ハウスダストの対策が必要である

高性能住宅は、気密性に優れているため大きな空気の流れがあまりありません。そのため、ハウスダストが溜まりやすい環境になるので、対策を講じる必要があります。ハウスダストを室外へ排出するには、計画的な換気などが有効です。

 

2003年7月以降に着工した建物には、全て24時間換気システムの導入が義務付けられています。起動していれば、密閉空間でも自動的に24時間換気が可能です。ハウスダスト対策のためにも、換気システムは止めることなく、ずっと起動させておきましょう。

内部結露が発生するリスクがある

内部結露とは、室内の暖かい空気が壁に埋め込まれている断熱材の中に侵入することで、外気との気温差により結露が発生する現象です。結露の発生により、住宅の柱や土台を腐らせる原因となります。断熱材の中に隙間があることで空気が侵入してしまうため、隙間を塞いだり、防湿フィルムを施工したりする必要があるでしょう。

一般的な住宅よりも建設費用がかかる

高性能住宅は、気密性や断熱性を高めるために様々な資材や設備を導入します。そのため、一般的な住宅と比べると建設費用が高いです。しかし、ランニングコストは高性能住宅の方が安く抑えられるため、長い目で見るとお得になります。

高性能住宅を建築する時に注意するポイント

高性能住宅にはデメリットもあるため、建築する時に補えるような工夫が大切です。以下3つのポイントに注意して住宅を建築しましょう。

 

  • 断熱等性能等級が高い施工会社を選ぶ
  • 第1種換気方式の24時間換気システムを選ぶ
  • 建築する地域の気候にあった窓サッシ選ぶ

断熱等性能等級が高い施工会社を選ぶ

断熱等性能等級とは、施工会社を示す基準の1つで、建てられる住宅の断熱性能の高さを図ることが可能です。等級は1~4まで分けられており、4級が一番高い等級にあたります。断熱性は高性能住宅にとって重要な要素であるため、できるだけ等級の高い施工会社を選びましょう。

第1種換気方式の24時間換気システムを選ぶ

24時間換気システムには3種類あります。その中でも、第1種換気方式の換気システムがおすすめです。24時間換気システムは、吸気と排気をそれぞれ機械を使うことで行っています。第2種と第3種は、吸気と排気の片方のみ機械を用いており、もう片方は自然換気です。しかし、第1種換気システムはどちらも機械で換気を行っているため、空気の流れをコントロールしやすく、換気も効率的に行えます。

建築する地域の気候にあった窓サッシ選ぶ

窓は外部との接点になる場所であるため、素材選びが重要です。窓サッシにも、断熱性に優れているものや、安価なもの、防音性に優れているものなど様々な種類があります。気候に合った窓サッシを選ぶことで、冷気や太陽光の熱を遮断できるでしょう。

デメリットにあった対処をして快適に過ごそう

高性能住宅は「断熱性」や「気密性」など優れた面が多いですが、デメリットも存在します。本記事で解説した各欠点を補う対策などを参考に、快適な暮らしを送りましょう。

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